新車を買おうと思っているだけど、購入にあたってのポイントを教えて!
その疑問、トヨタ系のディーラーで営業歴13年、累計500台以上車を販売したはるパパがお答えします。
今回は新車を購入するとき、どんなことを注意すればいいのかを説明するよ
もう○○○のメーカーで車種は○○○って決めてんだけど。
あの車、マジでイケてるし!
そんな人はその車を買うのが大正解
買った後の後悔しにくいんじゃないかな
じゃあ、ポイントの説明なんて必要ないじゃん
…(まだ何を買うか決めてない人に必要なポイントを説明するんだけど)
購入したい車種が決まっている人は迷わずその車を購入してください。
後悔しないための新車の選び方を知りたい方や、失敗しないための基準を知りたい方はどうぞ最後まで読んでみてください。
リセールバリューを考える
リセールバリューとは購入したものを販売する際の再販価値のことをいいます。車でいうならば買取価格や下取り価格のことですね。
まだ車種が決まってなかったり、特にこだわりがない人はこのリセールバリューを意識するといいと思います。お金持ちの人は何か物を買うときには常に意識しているみたいですよ。
このことをプリウスとカローラクロス(ハイブリッド)で説明していきます。
この2車種はほぼ同じぐらいの金額で買える車で、購入時の金額は約300万円です。
では5年後の査定価格を見てみましょう。
買うときの価格は同じでも5年後には40万円も差が出ていることがわかりますね。
では5年後に車を買い替えることになったらどうなるでしょうか?
子供もできたし400万円のミニバンに買い替えることにしましょう。
次に買うミニバンの車を40万円も安く買うことができました。
このようにリセールバリューを意識することで、後悔することのない車選びをすることができます。
「でも、どの車種がリセールバリューがいいかわかんないし…」となると思いますが、そのときは担当の営業に聞いてみましょう。きちんと教えてくれると思いますよ。
※SUV、ミニバンはリセールバリューが高い傾向にあります。
グレードを考える
次にグレードについての説明ですが、ここでは2つ重要なポイントがあります。
同じ車種でもグレードによってもともとついている装備が違っていたり、つけられるオプションが違ったりと変わってくるので注意しておいた方がいいのですが、全部確認していくのは大変ですよね。
営業のほうも正直グレードの説明は面倒でした。
私が営業の時は最初に一番いいグレードの見積もりをだしてそこから不要な装備を聞いていき省いていくというやり方で商談していましたね。
その装備必要ですか?
グレードは車種にもよりますがだいたい3つから4つあるのが多いです。グレードが上がっていくにつれて装備がどんどん良くなっていくが、価格も高くなっていくというイメージですね。
そこで注意してもらいたいのは自分にとって本当に必要な装備なのかどうかを判断することです。
やり方は
① 一番いいグレードから一つ下のグレードの装備の違いを確認し必要か不要かを判断する。
② 不要と判断した場合はさらに下のグレードとの装備の違いを確認し必要なのかどうかを判断する。
③ ②の繰り返し
このやり方で自分に合ったグレードを決めやすくなると思います。
グレードで価格が大きく変わる車種もあるので必要な装備を判断していくことは大事なことですよ。
タイヤサイズ見てますか?
最近の車はタイヤサイズがどんどん大きくなってます。グレードでタイヤサイズが大きく変わる車種もあるので注意しておきたいポイントですね。走行距離が多い人は特に注意してください。
カローラスポーツを見てみるとグレードは3つありそれぞれのタイヤサイズは
GX:195/65R15 G:205/55R16 GZ:225/40R18
になってます。
GXとGZではタイヤ交換時の価格差は2倍にもなります。
実際に私が営業していた時、お客がタイヤ交換される際に「タイヤ代がこんなにかかるならグレード下げとけばよかった」とよく言われていました。
買うときの価格も維持費もグレードが高くなると上がっていくのでぜひグレードを決めるときにはタイヤサイズにも注目してください。
支払いを考える
最後に支払いについてです。
今では支払い方法もずいぶん増えましたよね。
支払い方法には以下のようなものがあります。
では一番安く買えるのはどの支払い方法ですか??
答えは現金一括払いです。
他の支払い方法では手数料(金利)がかかるので総支払額は現金一括払いより高くなります。
お金に余裕がある人は現金一括払い一択です。
転職して給料下がったのに現金一括でなんて払えるわけないじゃん。
…ごめんなさい
そういう時にはローンでの購入で大丈夫です。
ただし少しでも安く買うためには頭金が必須です。頭金は多ければ多いほど手数料(金利)が少なくなります。
それに月々の支払額も少なくなるので頑張って頭金を貯めておきましょう。
ただこの支払方法に関して一つだけ注意点があります。
それは、ほぼ100%の確率で営業が残価設定ローンを勧めてくることです。
私も現金一括で買うといわれたお客でも残価設定ローンの話をしていました。
現金一括で購入を決めている人にとってはかなり面倒ですよね。そのときにはこう話してみてください。
「どの支払いが一番安くなりますか」
この質問で大丈夫です。この質問で残価設定ローンが一番安いっていう営業マンはもう完全にアウトです。(ほとんどそういう営業はいないと思いますが…)
営業「それは現金一括払いが一番安いです」
「じゃあそれで」
この流れで残価設定ローンを勧めることができなくなります。
まとめ
今回は新車購入するときの重要な3つのポイントを説明させていただきました。
新車を購入することは人生において頻繁にあることではないし、多額のお金がかかります。
そんな大事なイベントで後悔しないようにこの3つのポイントに注意してください。
これからのカーライフに少しでも役に立ってもらえれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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