やみくもに勉強しても合格はきびしいよ…
2022年(令和4年)宅建試験を初学で一発合格できた”はるパパ”です。
5月から独学で勉強を始めて試験まで約300時間で合格することができました。
今回は宅建を独学で合格するためのスケジュールについてです。
本試験までのスケジュールを立てることはとても大切なことです。理由は簡単で「本試験まであと1週間だけど権利関係終わってない…」のようなことにならないために大事だよ、ということですね。
でも初学者が経験もないのにスケジュールを立てるというのはとても難しいことです。私もスケジュールをたてて勉強していたのですが、途中からはかなり変更して勉強していました。
そこで今回は、初学者の方が効率よく宅建を一発合格するためのスケジュールを立ててみました。
実際に私が合格できた経験を元に、失敗だったと思ったことを改善したスケジュールとなっていますので参考にしていただければと思います。
初学者でスケジュールの立て方がわからない方、勉強することから遠ざかっていた方はぜひ最後までご覧ください。
宅建は独学でも無理じゃない!
最初に伝えたいことは、「独学でも合格できます」ということです。
実際に独学で一発合格している人はSNSでも多数の報告を確認しています。
ただし、「宅建ぐらいなら余裕でしょ」みたいになめてかかると厳しい結果になるかもしれません。
なんせ受験者の80%以上の人は不合格になる資格試験ですので。
正直、宅建なめてたよね?
…ちょ、ちょっとなめてたかも
スケジュールの前に確認と準備
勉強時間の設定は400時間
今回の独学スケジュールは4月から約2時間の勉強をしたとして合計の勉強時間を400時間と設定しています。
合格までの勉強時間は一般的に300時間といわれているのですが、民法初学者の方や、久しぶりに勉強される方が確実に合格するレベルまで上げるには400時間はみていた方が無難だと思います。
一番の理由は受験してみて権利関係(民法)の勉強に思ったよりも時間がかかると感じたからです。
400時間とした理由を詳しく解説。
目標点数は40点
目標点数は確実に合格できる40点です。
直近10年間の合格点数は31点~38点となっているので40点を目指して勉強していけば合格に近づけますね。
分野別での目標点数は次の通りです。
宅建業法 | 権利関係 | 法令上の制限 | 税・その他 | 合計点数 | |
---|---|---|---|---|---|
点数配分 | 20点 | 14点 | 8点 | 8点 | 50点 |
目標点 | 18点(90%) | 10点(71%) | 6点(75%) | 6点(75%) | 40点(80%) |
この中でも点数配分が高い宅建業法と権利関係がポイントとなってきます。特徴を簡単にまとめておきます。
テキスト類の教材の準備
テキスト類の教材をいつ買うか迷っている人は、スケジュールを立てる前までには購入しておかないといけません。
テキスト類を準備していないとスケジュールを立てるのは不可能だからです。
勉強を始める初期の段階では基本テキストと分野別過去問の2冊を準備しておけば問題なしです。
テキスト選びで迷ったときは参考にしてみて下さい。
スケジュールはまだ?
次からスケジュールについてです
4月から本試験までの勉強スケジュール
4月から勉強を始めた場合のスケジュールは次の通りです。初学者の方は一つの目安にしてもらえればと思います。
4月から7月までの4カ月間でテキストと分野別過去問で地道にレベル上げをしていき、8月から本試験まで2か月でより正確で丁寧に知識を修得するような流れです。
それぞれのポイントを説明していきます。
①まずはテキスト1周、目を通す(4月)
最初にテキストを読むときのポイントは覚えようと気合いをいれて読まないことです。
最初から気合い入れて読んでいっても時間がかかる割には覚えることができません。さらには疲れてしまいモチベーションを下げてしまうというデメリットもあります。
「ふーん、こんな内容を勉強していくんだ」くらいの軽い感じで読み進めていき、宅建で勉強する内容の全体像をつかめれば十分です。
読んでいてもわからないことがあったとしても、無視してどんどん読み進めていきましょう。
※テキスト1周読み終わる期間の目安は2週間くらい
②テキストと分野別過去問(4月~7月)
テキストを1周読んだ後の2周目から本格的な勉強を始めていきます。
このインプットの時期はかなり大事な期間で、効率的にやっていけばこの7月までで過去問は40点越えができます。
逆にこの期間の勉強を中途半端にしてしまうと、合格することが厳しくなるのは間違いないでしょう。
私はノートはいらない「書かない勉強法」で勉強していました。
次のような人にこの勉強法は有効です。
書かない勉強法のやり方を詳しく解説しているので参考にしてみてください。
③LEC0円模試(7月)
LECが実施している無料で受けられる本試験レベルの模試で、会場かWebか選んで受験することができます。
受験するメリットとしては、
のようにいっぱいあるので受けない理由が見当たらないです。
進捗が間に合っていなかったとしても、自分なりのテーマをもって受験すればO.Kです。
私は全然間に合っていなかったので「宅建業法だけは高得点をめざす」というテーマで受験しました。
2023年の0円模試はWeb模試の場合7/4~7/19となっております。
詳しい申し込み方法は以下で説明しています。
④予想問題集(8月~9月中旬)
インプットメインの時期からアウトプットメインへ勉強スタイルを変えましょう。
予想問題集は必要ないという人もいますが、必ず解いておいた方がいいと思います。
私はこの予想問題集のおかげで合格できたと思っているくらいです。
メリットは4つあります。
予想問題集で、特におすすめするのはLECの予想問題集です。苦手分野の確認や自分の順位までわかるかなりの優れモノです。
時間に余裕がある人はもう1冊別の予想問題集をといてみてもいいかと思います。
⑤苦手分野の克服(9月中旬~本試験まで)
最後の1カ月は新しいことには取り組まず、苦手分野の克服するための勉強で点数の底上げを目指します。
予想問題集を解いた場合間違った項目をリストアップしてみると、苦手なところが浮き彫りになります。
その苦手分野を集中的に勉強していくことで本試験での点数の底上げができるはずです。
スケジュール通りに進まないときは
独学で勉強している場合はスケジュール通りに進まないことなんてあるあるですね。
予定外のことがあって勉強できなかったり、モチベーションが下がって勉強したくなかったり…
スケジュール通りに進まなかったとしてもそこまで気にすることはありません。
それでも遅れたときの最低限の目安はあった方がいいと思います。
その目安は、
としておけば、少々予定より遅れてきたとしてもモチベーション低下をおさえることができるでしょう。
まとめ
今回は宅建を独学で合格するためのスケジュールについてでした。
このスケジュールは合格できた実体験を元に作ったので、スケジュールをたてる際に一つの目安としていただければと思います。
勉強していくとつらい時期やきつい時期がくると思います。
そこを乗り越えることができれば必ず合格が近づいてくるので、頑張って最後までやり遂げましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
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